乳歯の虫歯が白いって知っていましたか?
えー!?そうなの?!ですよね?
虫歯のイメージって黒いですよね?我々大人の歯にできる虫歯は黒いんですけど、子供の乳歯にできる虫歯は白いんです。
すぐにお子さんの口の中を見たくなりましたよね?でもね、白いし、わかりにくいんです。もしかして家の子、乳歯に虫歯あるかも?!とご心配なお母さん、これを読んでチェックしてみてくださいね。
目次
乳歯の虫歯の特徴って?
課長の息子君、幼稚園の頃に乳歯に虫歯ができたらしく、大変な思いをされたらしいんです。で、僕の娘ちゃん(4ヶ月)にも歯が生えてきたんで、詳しく子供の虫歯について聞いているところです。
よかったら、いっしょに聞いてください。
まぁ、その発言は無視されたんですけどね。さ、気を取り直して乳歯の虫歯の特徴を見ていきましょう。え?僕たちの会話、いらないですか?
【子供の虫歯の特徴1】乳歯の虫歯は白いんです
乳歯の虫歯は白いのが特徴。白い虫歯は早く進行する虫歯なんです。乳歯は柔らかいので、大人の歯よりも早く虫歯が進行してしまいます。
【子供の虫歯の特徴2】歯と歯の間に虫歯ができやすいんです
乳歯の虫歯ができやすい場所は、奥歯の歯と歯の間。
奥歯の間の虫歯は、見た目にはとてもわかりづらく、見つけた時には虫歯が進行してしまっている場合が多いです。
奥歯の間は詰まっているので、普通の歯ブラシではきれいになりません。デンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れを取る必要があります。
【子供の虫歯の特徴3】子供の虫歯って痛みが出にくいんです
子供は痛みの感覚がまだ発達していないので、痛みがあっても自分で気づきづらい場合があります。
虫歯の痛みは、あまり自覚症状がないようです。虫歯の痛みより虫歯で歯に穴が開いてしまって食べかすが詰まり、歯茎が腫れて痛む場合のほうが良くあります。
どうして子供は虫歯になりやすいの?
乳歯の虫歯はたくさんの原因によってできます。
生まれたての赤ちゃんには虫歯菌がいないんですけど、虫歯菌に感染してしまった場合、子供は虫歯になりやすいと言われています。
え?生まれたての赤ちゃんに虫歯菌っていないの?とお思いでしたら、こちらの記事をご覧ください。
では、さっそくどうして乳歯は虫歯になりやすいのかを見てみましょう。
乳歯はエナメル質が薄いから、子供が虫歯になるの?
大人の歯は、歯の表面が硬いエナメル質で覆われていますが、乳歯のエナメル質は大人の半分しかありません。
虫歯がエナメル質内であれば、再石灰化で治る場合もありますが、象牙質まで達すると、虫歯が一気に広がってしまいます。
乳歯は永久歯よりも神経の割合が大きいのは?
乳歯は生え変わるときに、神経が乳歯の根を溶かして生え変わりを促します。そのため、乳歯は永久歯よりも神経が占める割合が大きくできています。そのため乳歯は虫歯になるとすぐに神経まで進行してしまいます。
乳歯はでこぼこ、奥歯に汚れがたまりやすいから・・・
乳歯の奥歯は小さな溝がたくさんあって、永久歯よりも汚れがたまりやすくなっています。また、子供のあごは小さく、奥歯まで歯ブラシが届きづらくなっています。
おやつの時間、間食の回数が多いのは危険?
子供はすぐにお腹がすいて食べる回数も多くなり、おやつに甘いものを食べることが多いですよね。スナック類は、歯のくぼみや隙間に入り込んで虫歯の原因となります。 ガムや飴、チョコレートなどの糖分の多いものも虫歯の原因になります。
乳歯の虫歯ができやすい場所ってどこ?
では、乳歯で虫歯ができやすい場所ってどこなんでしょう?大人とどう違うんでしょうね?
乳歯の奥歯と奥歯の間は虫歯になりやすいよ
奥歯と奥歯の汚れは歯ブラシでは落ちにくいです。デンタルフロスを使用しして汚れを取ります。デンタルフロスを使っていて引っかかりがあると、虫歯の可能性があります。
乳歯の奥歯の溝は虫歯の危険があるよ
乳歯の奥歯は深い小さな溝がたくさんあります。この部分には虫歯菌も溜まりやすく、歯ブラシが奥まで届かないと、虫歯になる可能性があります。
上あごの前歯と前歯の間にも気をつけて
ジュースやミルクを哺乳瓶で飲んでいる場合や、口の中に汚れが残っているまま母乳を飲んだりする場合など、飲み物が原因で虫歯になることがあります。
歯ぐきと歯の間は磨けてる?
子供は歯ぐきもやわらかく、歯磨きを嫌がる場合もあります。歯と歯ぐきの間をうまく磨けていない場合、虫歯になることがあります。
お子さん大丈夫?乳歯の虫歯リスクチェック!
そうなんですよね。子供って、そもそも何で歯磨きしないといけないか、甘いものばかり食べたらダメなのかって、まだピンとこないと思うんですよね。
なので、しっかり習慣をつけてあげることが大事だと、僕は思うんです。
と、言うことで
お宅のお子さん大丈夫?虫歯になるリスクをチェック!
Yesの場合はチェックを入れてください。
□ 食事の後、歯磨きはしていますか?
□ 仕上げ磨きはしていますか?
□ デンタルフロスを使っていますか?
□ 食事、おやつの時間は決まっていますか?
□ ジュース(野菜ジュースやイオン飲料も含め)を頻繁に飲んでいませんか?
□ よく噛んで食べていますか?
□ 歯科検診を定期的に行っていますか?
□ 3歳までに口移しや大人が使ったスプーンなどで食事を与えませんでしたか?
全部にチェックがついたら最高です!!
では、少しずつ一緒にチェック内容を確認していきましょう。
虫歯にならないために、まずは歯みがき習慣!
□ 食事の後、歯磨きはしていますか?
□ 仕上げ磨きはしていますか?
□ デンタルフロスを使っていますか?
にチェックは入っていますか?
この3つは、歯磨きの習慣についてのチェックです。
わかります。子供って、歯磨き嫌がりますよね。必死で抵抗しますよね。でも、そこは踏ん張ってください。泣き叫んでも、歯を磨いてください。
これで、歯磨きが一生嫌になるようなことはありません。お子さんを虫歯から守ってあげてください。
乳歯が虫歯にならないように、食習慣を整えよう!
□ 食事、おやつの時間は決まっていますか?
□ ジュース(野菜ジュースやイオン飲料も含め)を頻繁に飲んでいませんか?
□ よく噛んで食べていますか?
にチェックは入っていますか?
この3つは、食生活についてのチェックです。
栄養バランスのとれた食生活、食事とおやつの時間を決めて規則正しい食事リズム習慣をつけることが大事です。
だらだら長時間、口の中に食べ物が入った状態を続けると、虫歯になるリスクが高くなります。食べたら歯磨き習慣を身につけたいです。
定期的に歯科を受診して乳歯に虫歯がないかチェックしよう!
□ 歯科検診を定期的に行っていますか?
仕上げ磨き中、デンタルフロスにひっかかりがあった、乳歯に白いものがある気がする。など、気になることがあれば、すぐ歯科を受診してください。
歯と歯の間など、仕上げ磨き中にも見えにくい部分がたくさんあります。定期的に歯科を受診する習慣をつけるとGoodです。
早期に虫歯菌に感染していないですか?
□ 3歳までに口移しや大人が使ったスプーンなどで食事を与えませんでしたか?
これは、早期に虫歯菌に感染している可能性があるかどうかのチェックです。
虫歯菌は生後10ヶ月から36ヶ月の間に、主に保護者から感染します。3歳までに子供と食器を共有したり、口移しで食事を与えたりすると子供が虫歯菌に感染している可能性が高いです。
これにチェックが入っていない場合は、こちらの記事が参考になります。
[子供の虫歯対策3歳までが勝負!]3歳までに子供がミュータンス菌に感染しないと、 一生虫歯になりにくいって本当?
気になる場合はぜひ、読んでみてください。
もし子供が虫歯になってしまったら
【乳歯の虫歯】初期の虫歯の治療法
まだ乳歯に穴が空いていない要観察歯の場合は、歯の再石灰化で自己修復作用が期待できますので、フッ素塗布、奥歯の溝を埋めて虫歯を予防するシーラントなどの予防祖措置が取られ、経過を観察する場合が多いです。
初期の虫歯が白く浮き出て見えるのは、歯のエナメル層のカルシウム成分が溶け出しているからです。
【乳歯の虫歯】乳歯に穴が空いてしまった場合の治療法
乳歯に穴が空いてしまうと、再石灰化による自己修復は期待できなくなります。
少し穴が空いた状態であれば、プラスチック素材の詰め物をする治療をします。通常の治療でも痛みはほとんどなく、子供に負担がかからない治療がとられます。
【乳歯の虫歯】象牙質、神経にまで達してしまった場合の治療法
象牙質まで達してしまった虫歯は、急激に進行が早くなります。
虫歯治療にも痛みが生じてきますので、麻酔を使って治療をします。象牙質の内側にある歯髄をできるだけ残しながら、虫歯を削って詰め物・被せ物をします。
虫歯が神経まで到達しているようであれば、神経を除去する治療が必要になってしまいます。乳歯の神経組織は、永久歯に生え変わるためにも大切な部分なので、なるべく残すようにしたいです。
【虫歯再発予防】どうしたら子供が虫歯になるリスクを減らせるの?
課長の息子君は、歯医者さんで唾液検査もしたらしいです。虫歯になるリスクを調べることができるんですって。何を改善すれば虫歯予防ができるのかがわかるんですね。
子供に合わせた虫歯予防プログラムを作って、虫歯予防の指導をしてくれるそうです。
子供の虫歯リスクを知る唾液検査の方法
唾液検査は、専用のガムを5分~10分噛んで唾液を出すという方法で行います。それと、生活習慣などの質問があるそうです。
唾液検査は、通販などで検査キットを購入することもできますが、検査結果から的確なアドバイスを受けるためには、歯科医での検査をおすすめします。
子供の口の中から虫歯菌を減らす
次に課長がしたのは、息子君の口の中から虫歯菌を減らすという作業です。
いったん虫歯菌に感染してしまうと、通常の歯磨きでは虫歯菌を減らすことができません。そこで課長が使い始めたのが、ブリアンという虫歯菌を減らすことができる歯磨き粉です。
世界の2%の子供は虫歯にならないらしいのですが、その子供たちは口の中に悪玉菌の感染を抑える善玉菌がいるんだそうです。
それが、ブリス菌という善玉菌なんだそうですよ。
虫歯菌を減らすことができるブリス菌が入っている歯磨き粉
BLIS M18配合歯磨き粉「ブリアン」
ブリス菌が配合されている歯磨き粉は現在、国内では「ブリアン」しかありません。
60日間返金保証付きですので、使ってみて気に入らなかったら、返金を受けることができます。購入はブリアン公式サイトからがお得でおすすめです。
子供の虫歯菌を減らすブリス菌についても、こちらの記事で紹介しています。
子供の乳歯の虫歯の特徴まとめ
どうでしたか?お子さんの虫歯リスクは低かったでしょうか?
今乳歯が虫歯だとしても大丈夫です。口内の環境を変えてあげることで今後虫歯になるリスクを下げることができますし、改善は今からでも可能です!
小さい頃に歯磨き、食生活の習慣をつけてあげることが何より大切です。大人になってからの虫歯、歯周病リスクも下げることができますね。虫歯に対する知識を深めてあげることは、子供の健康へもつながります。
仕上げ磨きのときに、できればチェックをしてくださいね。